レッツ・プレイ・ジャズベース!

ジャズといえばウッドベース、ですが、わけあってエレキベースで挑戦。ベースやるならウォーキングベース、ベースといえば4ビート!

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左手が手根菅症候群になり、つづいて左手の中指が腱鞘炎になってしまったということを、
このブログで何度か記したことがあります。
そのうち治るだろうとタカをくくっていたのですが、治るどころか、
こんどは左手の親指まで腱鞘炎に!
骨折しているのではないかと思うほど痛くて、キーボードを打つのもしんどい状態、ベースを弾くどころではない今日この頃です。
ジャズの方は、もっぱら聴くばかりなのですが、
最近YouTubeで見て、数十年前の青春時代を懐かしく思い出したものがあります。

Autumn Leaves - Bass Transcription sam jones (somethin' else cannonball adderley)


ご存じキャノンボール・アダレイのSomethin' Elseより超有名な「枯葉」です。
ベースは大好きなサム・ジョーンズ。
なぜ懐かしいかというと、ジャズベースで初めてスタンダード曲に挑戦したのが「枯葉」で、
このサム・ジョーンズのベースラインを必死に耳コピし、覚えて使ったからなのです。
あれから40年あまり、今じゃ、左手もすっかりイカれてしまい、ベースも弾けなくなってしまうとは…

Somethin' ElseSomethin' Else
Cannonball Adderley Sam Jones Hank Jones Art Blakey Miles Davis

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ロン・カーターが「ジャズベースの技巧の歴史をこれほど広範囲にわたってまとめたものは初めてだ」と推薦の辞を寄せているのが、
The Jazz Bass Book: Technique and Tradition (Bass Player Musician's Library)
ロン・カーターのお言葉通り、ディキシーランド・ジャズ時代からスイング時代を経て、モダン・ジャズ時代に至るまで、
さまざまな年代のさまざまなジャズ・ベーシストをそのスタイルやテクニックとともに紹介している労作です。

*AMAZONにサンプルがあって、かなり詳しく内容がわかります。
The Jazz Bass Book: Technique and Tradition (Bass Player Musician's Library)The Jazz Bass Book: Technique and Tradition (Bass Player Musician's Library)
John Goldsby

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取り上げられているジャズ・プレーヤーは、正確に数えたわけではありませんが、70人ほどでしょうか。
おおよそ各プレーヤーごとにソロやベースラインの一部のコピーを載せて解説を加えるというスタイル。
レイ・ブラウンやポール・チェンバース、チャールズ・ミンガス、ロン・カーターといった大御所はもちろん、
チャーリー・パーカーとも共演していたスラム・スチュアートといったマニアックなベーシストも取り上げているところが凄いところ。
ただ、アメリカのジャス・ベーシスト中心で、ヨーロッパのニールス・ペデルセンやジョージ・ムラーツは簡単な紹介だけであっさり片付け、コピー譜もないのが少し残念。

本の後半はジャズペースのテクニックの教則本になっていて、全部ではありませんがCDに模範演奏が入っているので、勉強になります。
(CDには前半のヒストリー編の一部も入っています)。

去年の秋に複音ハーモニカ入門、目下のところ教則本に載っている昭和歌謡や唱歌を吹いているのですが、
ジャズファンとしては、ハーモニカのCDを聴くとなると、やはりジャズハーモニカが1番。
最近のお気に入りは、ビル・エヴァンスのアフィニティ
ビル・エヴァンスが亡くなる2年前、1978年の録音で、
ジャズハーモニカの巨匠トゥーツ・シールマンスと共演していることで有名です。

Toots Thielemans & Bill Evans - The Days Of Wine And Roses


Bill Evans trio + Toots Thielemans - Body & Soul


実は、このCD、ビル・エヴァンスのアルバムにしてはビル・エヴァンス本人の影が薄いように思われて、
これまでほとんど聴かずに棚にしまいっぱなしだったのですが、
自分がハーモニカを始めると、とたんに愛聴盤になってしまうのですから、勝手なものです。
ビル・エヴァンスのバンドの最後のベーシスト、マーク・ジョンソンのベースプレイも好調。
それにしてもビル・エヴァンスというピアニスト、スコット・ラファロをはじめ、チャック・イスラエル、ゲーリー・ピーコック、エディ・ゴメスなど、
それぞれ個性は違うものの、相棒としていつも良いベーシストを選んだものです。


★こちらはマーク・ジョンソンのジャズベースの教則本
コンセプト・フォー・ベース・ソロ 2CD付コンセプト・フォー・ベース・ソロ 2CD付
Mark Johnson Chuck Sher

エー・ティ・エヌ 2002-12-20
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*10年ほど前に購入しましたが、当方には難しすぎて積んどく状態、プロをめざすハイレベルなソロの勉強用の教則本です。


★今は亡き巨匠同士の貴重な共演
アフィニティアフィニティ
ビル・エヴァンス(p、el-p)

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レッド・ミッチェルといえば、出しゃばらないベーシストらしいベーシスト。
サポートに徹した堅実なプレーで1950年代からひっぱりだこ、参加アルバムはなんと1000を越えるという白人屈指のジャズベーシストです。
わが家にあるCDをざっとチェックしただけでも、ハンプトン・ホーズは言うに及ばず、
ビリー・ホリディ、チェット・ベーカー、ジュリー・ロンドン、ジャッキー・アンド・ロイ、アンドレ・プレヴィン、ジェリー・マンガン、ジム・ホール、バーニー・ケッセル、ジョー・パス……と、
おびただしい数のアルバムに名を連ねていることがわかります。
ただ、そんなふうに大活躍したわりに、どちらかというと、渋くて地味な存在で、
ふだんあまり思い出すことのないベーシストといえるでしょう。

Clark Terry & Red Mitchell - Take The "A" Train


上の動画は1987年頃、レッド・ミッチェルがジャズクラブでクラーク・テリーと共演したもの。
こんなふうにベースが弾けたらいいなと思う、リラックスした素敵なプレーです。
ところで、レッド・ミッチェルは1960年代にベースを5度チューニングに変えるという革命的なことをしています。
ベースの弦は低いほうから普通E‐A‐D‐Gと4度間隔で並んでいるのですが、これをC‐G‐D‐Aと5度間隔で並べたのです。
それによって音域を広げ、サウンドも良くしようという試みでしょうが、
当ブログ管理人はやったことがないので、どんな感じか皆目わかりません。

'It's Allright With Me' by Lee Konitz & Red Mitchell


こちらは40年ほど前、当ブログ管理人が学生時代に発表されたリー・コニッツとのデュオ・アルバムの中の1曲。
レッド・ミッチェルが弾く軽やかでシャレたメロディラインを何度聴いたことでしょうか。
レッド・ミッチェルはベースの他、ピアノも弾けば、歌もうたってしまうという多才な人。
派手さはありませんが、好きなジャズ・ベーシストです。


★レッド・ミッチェルの参加アルバム
◎ご存じハンプトン・ホーズの名盤中の名盤
Trio 1Trio 1
Hampton Hawes

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*9曲目の「These Foolish Things」では、レッド・ミッチェルがメロディをとって、そのままアドリブ・ソロに入りますが、
ジャズベースのコピー集The Bass Tradition: Past Present Futureにメロディとアドリブ・ソロのコピー譜が載っています。


◎同じくハンプトン・ホーズの傑作
オールナイト・セッション Vol.2オールナイト・セッション Vol.2
エルドリッジ・ブルーズ・フリーマン(ds) ジム・ホール(g) ハンプトン・ホーズ(p) レッド・ミッチェル(b)

ユニバーサルミュージック 2010-06-16
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*上記The Bass Tradition: Past Present Futureに、5曲目の「Will You Still Be Mine?」と6曲目の「April In Paris」のソロのコピー譜、
同じくジャズベースのコピー集Classic Jazz Masters: Bass Standardsに、1曲目の「I'll Remember April」のベースラインのコピー譜が載っています。


◎個人的に懐かしくて愛聴盤のリー・コニッツとのデュオ
アイ・コンセントレイト・オン・ユーアイ・コンセントレイト・オン・ユー
リー・コニッツ&レッド・ミッチェル

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◎ジョー・パスとのデュオ
Live in StockholmLive in Stockholm
Joe Pass Red Mitchell

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