レッツ・プレイ・ジャズベース!

ジャズといえばウッドベース、ですが、わけあってエレキベースで挑戦。ベースやるならウォーキングベース、ベースといえば4ビート!

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ウォーキング・ベースの常套句 と聞くと、
このコード進行にはこんなベースラインを使うのが常套手段、
というようなニュアンスを感じます。
何せ「句」というくらいですから、短いパターンという感じです。

ウォーキングベースの常套句DVD

しかし、ウォーキング・ベースの常套句 というDVDは、
メジャー・ブルース、マイナー・ブルース、4ビートのスタンダード曲、ワルツ、
リズムチェンジ(循環モノ)、モード曲、バラードと、
主だったジャズの楽曲のウォーキングベースラインを
ジャズ・ベーシストの水野正敏氏が1コーラスか2コーラスずつ次々に披露していくというもの。
しかも、基礎編と応用編に分かれていて、応用編は常套句どころか、
水野氏だけしか使えない破天荒なベースラインで、応用がききそうもないもの。

常套句集ではなく模範演奏集に近いもので、
DVDを見ながらプロのベース演奏術を盗んだり、
ジャズの楽曲に一通り触れるという意味では役に立つでしょう。
が、ウォーキングベースの「常套句集」としては今1つ納得がいきません。


基礎編(左)と応用編(右)に分かれた付属のコピー譜
AutumnL
(タイトルはありませんが、明らかに「枯葉」のコード進行)

基礎編のほうは無茶のないオーソドックスなプレイで、
確かに暗記して使えそうなベースパターンが多いです。
妙な応用編など入れないで、基礎編をじっくり解説してほしかったところ。


MileS
(タイトルはありませんが、明らかに「マイルストーンズ」のモード進行)

著作権の関係からでしょうが、曲にはタイトルがつけられていません。
しかし、コード進行を見ると、「バイ・バイ・ブラックバード」「モリタート」
「A列車で行こう」「朝日のようにさわやかに」「枯葉」「マイルストーンズ」
「ミスティ」「いつか王子様が」「オール・ブルース」などであることは明らかです。

DVDの最後にはそれぞれの楽曲のベース抜きのカラオケが付いているので、
ベースラインはもちろん、アドリブの練習にも使えそうです。


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水野正敏

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*上がDVDのカテゴリに入っている商品、下が本のカテゴリーに入っている商品。
DVDは値引きOKですが本はNOであるためのAmazonならではの価格設定で、
中身は同じなのにDVDのほうが安くなっています(2012年3月31日現在)。
知らないで、本として買ってしまう人は明らかに損するのですが、
この2重の価格設定はどうなんでしょう?

〝ベースで弾くチャーリー・パーカー・フレーズ集〟第3弾は、
「オーニソロジー」で演奏されたジャズ・アドリブ・フレーズです。

今回も同じくチャーリー・パーカーのコピー集Charlie Parker Omnibook: For All Bass Clef Instruments . Transcribed from His Recorded Solos .を利用しています。
*この楽譜集のBass Clef版の譜面はへ音記号で記されていて、
ベーシストが使いやすくなっています。
ただし、ベース用のタブ譜までは付いてないので、
当ブログの譜面にはタブ譜を付け足しています。


Charlie Parker Omnibook: For All Bass Clef Instruments . Transcribed from His Recorded Solos . Transposed to Concert KeyCharlie Parker Omnibook: For All Bass Clef Instruments . Transcribed from His Recorded Solos . Transposed to Concert Key
Charlie Parker

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■GのキーのⅠ(トニック)GΔ7のフレーズ
GΔ7
(クリックで拡大)

GのⅠ(トニック)のフレーズなので、スケールでいうとイオニアン、
平たくいえばGのメジャースケールが使われています。
フレーズといっしょにベース用のGのメジャースケールの譜面も載せておきました。

スケール以外の音は、6th(E)から5th(D)に進行する際に
クロマチックの経過音E♭(♭6th)が使われているだけです。
さすがジャズの神様だけあって、
無駄な音は一切使わずに素晴らしいフレーズを奏でています。


■FΔ7のフレーズ
FΔ701
(クリックで拡大)

「オーニソロジー」のキーはGなのですが、
FΔ7のコードのところでは転調していて、
Fのメジャースケールを使っています。

①のフレーズは、F音からの下降フレーズで、
D(6th)ではなくD♭(♭6th)を使っているのが工夫の一手でしょうか。
ちょっとハズす感じがジャズっぽいです。

②のフレーズの1小節目は、F、A、Cとアルペジオで急上昇したあとに、
E、E♭、D、D♭、Cとクロマチックでゆるやかに下降するところが決め手でしょう。


■m7のフレーズ
・Gm7
Gm701
(クリックで拡大)

・Fm7
Fm7
(クリックで拡大)

「オーニソロジー」のキーはGですが、このGm7はFに転調しています。
キーFのⅡということになるので、
スケールでいうと、Gのドリアンなのでしょうが、要するにFのメジャースケールです。

同じくFm7はE♭に転調しています。
キーE♭のⅡということになるので、
スケールでいうと、Fのドリアンなのでしょうが、要するにE♭のメジャースケールです。

*譜面のタブ譜は同じフレーズを2つのポジションで書いてあります。


■Gのキーの1小節単位の短いⅡ‐Ⅴ(Am7/D7)
Am7D7
(クリックで拡大)


今回の「オーニソロジー」の演奏が入っているチャーリー・パーカーのダイアル時代の全録音集
Complete Dial SessionsComplete Dial Sessions
Charlie Parker

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