レッツ・プレイ・ジャズベース!

ジャズといえばウッドベース、ですが、わけあってエレキベースで挑戦。ベースやるならウォーキングベース、ベースといえば4ビート!

2017/09 | 123456789101112131415161718192021222324252627282930

このブログで「枯葉」などの
ジャズスタンダード曲を扱うときにいつも悩むのが、
曲のコード進行を載せていいものかどうかということです。
もちろん、著作権の問題なのですが。

洋書の教則本だと「similar to Autumn Leaves(『枯葉』と同様の」)、
日本の教則本だと「『枯葉』と同様のコード進行」といったふうに記述して、
メロディは載せずにコード進行だけを載せるということで、
著作権問題をクリアしているようです。

あの偉大なるビバップの創始者チャーリー・パーカーですら、
「インディアナ」のコード進行を使って「ドナ・リー」を作曲し、
「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」のコード進行で「オーニソロジー」を、
「チェロキー」のコード進行で「ココ」を作っています。
つまり、コード進行だけ利用して別のメロディを作ってタイトルを変え、
著作権問題をクリアしたということになります。

「チェロキー」と「ココ」の比較
ココ
(上の「チェロキー」の譜面は「ジャズ・スタンダード・バイブル」のもの。
すごく見やすいです)

コード進行の著作権というのは
かなり微妙な問題を秘めているような気がします。
メロディを載せさえしなければ、
これは違う曲だとして別のタイトルをつけるか、
あるいは曲名を明記しないようにすることによって
クリアできるということでしょうが。

しかし、それをインターネットにそのまま適用してもいいものか。

まあ、とにかく、ジャズスタンダードのコード進行が
いつでもチェックできるように、
また偉大なる作曲者たちに敬意をこめて、
各自少なくとも1冊はジャズ・スタンダード曲集を持っているにしくはなし、
ということではあるでしょう。

X十年前は、1001(センイチ)と称される
海賊版のジャズスタンダード曲集が出回っていて、
御茶ノ水あたりの楽器屋で密かに売買されているのを手に入れていました。
ただ、コード進行がよくないので、
結局、ちゃんとしたコードを知っている
音楽仲間に書き写させてもらったものです。

1001とタイトルのつけられた正式の(?)海賊版も持っていたのですが、
友人に貸したまま消失してしまいました。
現在手もとに残っているのは、
タイトルも何も書いてないさらに怪しい〝1001〟だけです。

センイチ01
(薄汚れていて、ただのゴミにしか見えません)

センイチ02
(中の譜面はまだちゃんと読めます)

今ではりっぱな市販のジャズ・スタンダード曲集が簡単に手に入ります。
しかし、残念ながら、コード進行がいいものは昔と同様あまりなくて、
実際のジャズの演奏現場で使われないようなコードが
載っているものが多いようです。

そんな中、去年ついに出たのが「ジャズ・スタンダード・バイブル」
(納浩一編 リットー・ミュージック)です。
かなり評判がいいので、ご存じの方も多いことでしょう。
この「ジャズ・スタンダード・バイブル」には、日本初といっていいでしょうが、
ジャズメンが現場で使うコード進行が載っています!
今までなかったのが不思議なくらいの本物のジャズ楽譜集です。
どうせなら最初からいいコード進行を覚えるに越したことはありませんよね。
(楽譜集なのですから、余計なCDを付けないで値段が安ければ、もっといいのですが)


ジャズ・スタンダード・バイブル ~セッションに役立つ不朽の227曲 (CD付き)ジャズ・スタンダード・バイブル ~セッションに役立つ不朽の227曲 (CD付き)
納 浩一

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*『ジャズ・スタンダード・バイブル』の初版には誤植があるそうです。
自分の版を見てみたら、確かに間違っていました。
リットーミュージックのこちらでチェックを。

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