レッツ・プレイ・ジャズベース!

ジャズといえばウッドベース、ですが、わけあってエレキベースで挑戦。ベースやるならウォーキングベース、ベースといえば4ビート!

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腱鞘炎になってしまった左手中指は、以前に比べれば、だいぶ曲がるようになりましたが、まだ握りこぶしも作れないような状態。
ウクレレで簡単な曲をポロポロ弾くくらいで、ジャズベースはまったく弾いてないので、
何か忘れてしまいそうで心配。
そんなわけで、家にある教則DVDを久しぶりに見てみました。

ジャズ・ベース・スタンダード ソロとラインを同時に攻略![DVD] ジャズ・ベース・スタンダード ソロとラインを同時に攻略![DVD]
納 浩一

リットーミュージック 2008-10-20
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実は、納浩一氏のこのジャズ・ベース・スタンダード ソロとラインを同時に攻略![DVD]という教則DVD、買った時に一度見ただけで、しまいっぱなしだったのです。
4ビートのジャズスタンダード曲『Autumn Leaves』『All The Things You Are』や、3拍子の『Someday My Prince Will Come』、
12小節の『Blues』、モードの『So What』など、ジャズ楽曲の代表的パターンを題材に、
忙しく要点だけ話して、どんどん模範演奏をしていくという構成。
譜例集はついているものの、説明不足であまり役に立たないと思ったのですが、
今回改めて見ると、逆にざっと要点の確認ができて結構いいように思えました。
納浩一氏のさりげないアドバイスと模範演奏をヒントに、あとは自分で研究、切磋琢磨しなさい、という内容のDVDです。

このジャズベースのDVDの内容を発展させて説明不足を補ったような優れた教則本が、
同じく納浩一氏のジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付)
併用すると理解が深まるでしょう。

ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付)ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付)
納 浩一

リットーミュージック 2014-05-23
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2か月ほど前に、左手の中指が腱鞘炎になって曲がらなくなり、
現在はようやく半分ほど曲がるようになったのですが、まだ楽器を弾けるような状態ではありません。
最近は、もっぱらジャズのCDを聴いたりDVDを観たり。
ベースを弾く代わりにジャズベースの教則DVDも時々観るので、
今回は納浩一氏のジャズ・ベース・スタンダード ソロとラインを同時に攻略![DVD]を取り上げようと思ったのですが、
AMAZONのサイトをチェックしたら、納浩一氏の別のジャズベースの教則DVDがすごい価格になっていてびっくり仰天。
今回は急遽、そのことを書くことに。

すぐ弾けるジャズ・ベース[DVD] (VIDEO WORKSHOP SERIES)すぐ弾けるジャズ・ベース[DVD]
納 浩一

リットーミュージック 2007-04-20
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以前、「すぐ弾けるジャズ・ベース」ですぐに弾ける?という記事でご紹介したDVDです。
上記のAMAZONのDVDにリンクを張ってしまったのですが、すでに絶版になってしまって、
なんと中古価格が目下2万円近く。
しかし、現在は、内容がまったく同じの廉価版が下記のように出ているのです。
このDVDを2万円で買う人はまずいないと思うので、当ブログ管理人のような常識人にはこの価格設定は理解しがたいのですが、
廉価版がなくなったら2万円でも買うと当て込んでいるということなのでしょうか?
音楽の教則本やDVDはすぐに絶版になってしまうので、わりとこんな理不尽なことが起こりがちですね。

廉価版 すぐ弾けるジャズ・ベース [DVD] 廉価版 すぐ弾けるジャズ・ベース [DVD]
納 浩一

リットーミュージック 2012-09-20
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エレキジャズベースの第一人者、水野正敏氏のカタチで覚えるベース・ソロ シールに沿ってひたすら弾くだけ![DVD](譜例集付) は、
ベース・ソロって何したらいいんだろう、とりあえずベース・ソロがどんなものかを知りたい、というような時に役に立つ教則DVDです。
まずはブルースから練習しますが、 ツー・ファイブの入ったジャズ系のコード進行ではなく、
3コードのブルースでキーはE。
Eのブルースのアドリブに合う5音(D、E、G、A、B♭)を選んでベースのフィンガーボードにシールを貼り、ひたすらその5音だけ使って、
やみくもにそれらしくアドリブしてみようという試みです。
実際には、ちゃんとリズムに乗れないと、サマにならないでしょうが、
とりあえず、アドリブを体験してみようというのにはいいアプローチではあります。
*ちなみに、水野氏の選んだ5音は、Eのマイナーペンタトニック(E、G、A、B、D)のBを半音下げたとも、Eのブルーススケール(E、G、A、B♭、B、D)のBを省いたともいえるスケールです。

カタチで覚えるベース・ソロ シールに沿ってひたすら弾くだけ![DVD](譜例集付)カタチで覚えるベース・ソロ シールに沿ってひたすら弾くだけ![DVD](譜例集付)
水野 正敏

リットーミュージック 2007-06-20
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ブルースのソロ練習のあとは、Dm7のコードをDのドリアンスケール(D、E、F、G、A、B、C)を使ってアドリブしてみたり、
CのダイアトニックコードをCメジャースケール1本で、さらにはペンタトニック(C、D、E、G、A)のみを使ってアドリブしてみたり、
リズムだけ拝借して簡単にチャーリー・パーカー風のバップフレーズを弾いてしまったり…
アドリブってこんな感じでするものなのか、という一端をうかがい知ることができます。
(DVDの最後に、最初の課題曲のEのブルースのカラオケあり)


こちらは水野正敏氏のジャズ・ウォーキング・ベース練習用の本
水野式 ウォーキング・ベース・ライン辞典水野式 ウォーキング・ベース・ライン辞典
水野 正敏

シンコーミュージック 2013-01-19
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「カタチで覚えるベース・ソロ」は、〝音さえハズさなければ大丈夫〟式の、至極まっとうなアドリブ勉強法ともいえますが、
それと対照的なことを説いているのがヴィクター・ウッテンのGroove WorkshopというDVD。

Groove Workshop [DVD] [Import]Groove Workshop [DVD] [Import]
Victor Wooten (Bela Fleck)

Hudson Music 2009-03-09
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ヴィクター・ウッテンはこのDVD(日本語字幕あり)で、アドリブについて、おおよそこんな講釈をしていたかと思います。
「音は全部で12音、そのうち4音ほどがコード音、残りの音はスケール音だくらいに考えちゃえばいい。多少はずれた音を出したって、何音か弾いているうちに、どうせ正しい音に当たる。大事なのは、正しい音を出すことじゃなくて、ノリのいいリズムなんだ」
几帳面な日本人がとかく忘れがちな、目から鱗のお言葉です。
確かに、ともすると、音をはずさないことが目的になってしまい、
必死に音をはずすまいと演奏してしまいがち。
でも、聴き手は、演奏者が勉強した正しいコード分解音やスケールの音を聴きたいわけではないのですね。
*このDVDは今ではリットーミュージックからも出ているようです。
レジェンダリー・アーティスト ヴィクター・ウッテン [DVD] (リットーミュージックのサイトのこのDVDの紹介欄に、日本語字幕がないシーンの訳を載せたPDFファイルあり)。


こちらはヴィクター・ウッテンのベースのコピー本
ヴィクター・ウッテンがジャズブルースのソロで魅せる超絶プレイで詳しくご紹介)
The Best of Victor WootenThe Best of Victor Wooten
Victor Wooten

Cherry Lane Music 2003-08-01
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ウォーキング・ベースの常套句 と聞くと、
このコード進行にはこんなベースラインを使うのが常套手段、
というようなニュアンスを感じます。
何せ「句」というくらいですから、短いパターンという感じです。

ウォーキングベースの常套句DVD

しかし、ウォーキング・ベースの常套句 というDVDは、
メジャー・ブルース、マイナー・ブルース、4ビートのスタンダード曲、ワルツ、
リズムチェンジ(循環モノ)、モード曲、バラードと、
主だったジャズの楽曲のウォーキングベースラインを
ジャズ・ベーシストの水野正敏氏が1コーラスか2コーラスずつ次々に披露していくというもの。
しかも、基礎編と応用編に分かれていて、応用編は常套句どころか、
水野氏だけしか使えない破天荒なベースラインで、応用がききそうもないもの。

常套句集ではなく模範演奏集に近いもので、
DVDを見ながらプロのベース演奏術を盗んだり、
ジャズの楽曲に一通り触れるという意味では役に立つでしょう。
が、ウォーキングベースの「常套句集」としては今1つ納得がいきません。


基礎編(左)と応用編(右)に分かれた付属のコピー譜
AutumnL
(タイトルはありませんが、明らかに「枯葉」のコード進行)

基礎編のほうは無茶のないオーソドックスなプレイで、
確かに暗記して使えそうなベースパターンが多いです。
妙な応用編など入れないで、基礎編をじっくり解説してほしかったところ。


MileS
(タイトルはありませんが、明らかに「マイルストーンズ」のモード進行)

著作権の関係からでしょうが、曲にはタイトルがつけられていません。
しかし、コード進行を見ると、「バイ・バイ・ブラックバード」「モリタート」
「A列車で行こう」「朝日のようにさわやかに」「枯葉」「マイルストーンズ」
「ミスティ」「いつか王子様が」「オール・ブルース」などであることは明らかです。

DVDの最後にはそれぞれの楽曲のベース抜きのカラオケが付いているので、
ベースラインはもちろん、アドリブの練習にも使えそうです。


ウォーキング・ベースの常套句 [DVD]ウォーキング・ベースの常套句 [DVD]
水野正敏

ビデオメーカー 2001-12-14
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ウォーキング・ベースの常套句 DVD版[DVD] (<DVD>)ウォーキング・ベースの常套句 DVD版[DVD] (<DVD>)
水野 正敏

リットーミュージック 2005-05
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*上がDVDのカテゴリに入っている商品、下が本のカテゴリーに入っている商品。
DVDは値引きOKですが本はNOであるためのAmazonならではの価格設定で、
中身は同じなのにDVDのほうが安くなっています(2012年3月31日現在)。
知らないで、本として買ってしまう人は明らかに損するのですが、
この2重の価格設定はどうなんでしょう?

「すぐ弾けるジャズ・ベース」は、
現代日本を代表するジャズベーシストの納浩一さんが
ウォーキングベース・ラインの作り方を伝授しようという教則DVDです。
最終的にCのブルースを弾けるようになることを目標にしています。

「すぐ弾けるジャズ・ベース」というタイトルからすると、
いかにも入門者向けの感じがします。
しかし、中身を見てみると……

まず始めに、「コード・トーンを覚えよう」というコーナーがあって、
ジャズやポップスでこれだけ知っていれば対応できるという
10ほどのコードのアルペジオをキーCで覚えます。
ジャズベースの基本 ウォーキングジャズラインforベース
11ページに紹介されているのとほぼ同じ種類のコードです)

アルペジオ

しかし、アルペジオをいきなりハイポジションから始めるので、
おそらく入門者は面食らってしまうでしょう。
このアルペジオですら、「すぐ弾ける」ようになるのは困難だと思います。
初心者向けなら、わかりやすいローポジションのアルペジオの
説明もあってしかるべきだと思いますが……
ただ、アルペジオの大切はよく伝わってきます。

このアルペジオの練習のあとに、
C7のウォーキングラインの実演があるのですが、
こちらはなぜかローポジション中心のベースラインなのです。
前にやったハイポジションのアルペジオとあまり結びつかないので、
これまた入門者にとってはわかりにくいことでしょう。
練習したアルペジオのポジションをいかに利用してラインを作るのかを
しっかり説明したほうがわかりやすいと思うのですが……

と、いきなりケチをつけてしまいましたが、
「すぐ弾けるジャズ・ベース」というDVDは、
どうもタイトルと内容に少々ギャップがある感じです。

ジャケット裏

ある程度基礎を身につけたあとで知識を整理するために使うなら、
このDVDは役に立つことでしょう。
「コード・トーンに9thをプラス」「スケール・アプローチ」
「クロマチック・アプローチ」「ダブル・クロマチック・アプローチ」
「ルート以外の音から入ってみる」「代理コード&裏コード」など、
さまざまなラインの作り方が超特急で解説されていきます。
それらの項目の意味が理解でき、
解説の展開の速さについていけるようになった時に、
この教則DVDは利用価値が出てくるはずです。

最後のほうの2コーラスのCのブルースの実演は、
さすが1流プロの演奏だけあって、
ベースラインだけでソロとして通用するカッコいいものです。
コピー譜付きなので、真似してプロの気分を味わえます。

Cブルース


なお、Amazonでは、このDVDはDVDと本と両方のカテゴリーに入っています。
値段が違う場合があるので両方チェックしましょう。

●本のコーナーにあるもの(著者の名前が違っていますね)
すぐ弾けるジャズ・ベース[DVD] (VIDEO WORKSHOP SERIES)すぐ弾けるジャズ・ベース[DVD] (VIDEO WORKSHOP SERIES)
堀沢 俊樹

リットーミュージック 2007-04-20
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●DVDのコーナーにあるもの
すぐ弾けるジャズ・ベース [DVD]すぐ弾けるジャズ・ベース [DVD]

インディーズ・メーカー 2007-04-20
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【CONTENTS】
♪Sound of Turn Back by K.Osamu
ウォーキング・ラインとは?
コード・トーンを覚えよう
コード・トーンのアルペジオでラインを作る
アルペジオで作るレイキング・フレーズ
コード・トーンに9thをプラス
II-V-I、I-VI-II-Vを5フレットまででやってみよう
ルート以外の音から入ってみる
指板全体を使ったフレーズ
スケール・アプローチ
クロマチック・アプローチ
ダブル・クロマチック・アプローチ
Cメジャー・ブルースに挑戦
代理コード&裏コード
Cマイナー・ブルースに挑戦
♪Broken Wings by K.Osamu

*このDVD内の休憩時間に、納浩一さんがマーカス・ミラー参加の
マッコイ・タイナーのアルバムを紹介しています。
「ダブル・トリオズ」というアルバムですが、これはたしかに必聴。
マーカス・ミラーがエレキベースで2曲(「ラヴァー・マン」と「リズマニング」)
4ビートをやっているのですが、素晴らしいノリとベースラインです。
エレキベースでもこれだけできるんだと思うと、ファイトが湧いてきます。

ダブル・トリオズダブル・トリオズ
マッコイ・タイナー

日本コロムビア 2009-11-18
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